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妊娠中に青汁を飲んでも大丈夫?
妊娠中はいつも以上に栄養バランスに気を付けなければいけないとき。足りない栄養素を青汁で補いたいと考える妊婦さんも多いですよね。
そこで疑問なのが『妊婦が青汁を飲んでも大丈夫?』ということ。妊婦さんが青汁を飲んでも良いのか、気を付けること、青汁の選び方のポイントなどをまとめました。
目次
- ・妊婦さんも青汁を飲んで大丈夫!でも…
- ・青汁に含まれているビタミンAは妊娠中でも大丈夫なの?
- ・妊娠中の青汁選び4つの安心ポイント
- ・青汁が妊婦さんにオススメな2つの理由
- └ 明日葉 └ ケール └ 大麦若葉
- ・野菜vs青汁の原料で栄養比較
妊婦さんも青汁を飲んで大丈夫!でも…
いきなり本題に入りますが、青汁は食品なので、基本的には妊娠中でも飲んで大丈夫です。
ただ、青汁にもたくさんの種類があるので、
その中から妊娠中も安心して飲める青汁を選ぶことが大切。
そこで妊娠中に気をつけたい成分や妊婦さんの青汁の選び方を解説していきます。
青汁に含まれているビタミンAは妊娠中でも大丈夫なの?
おそらく、青汁の栄養素の中で妊婦さんが一番気になるところがビタミンAだと思います。
妊婦さんがウナギやレバーの食べる量を控えるように言われるのは、ビタミンAの過剰摂取を防ぐためですよね。同じようにビタミンAが含まれるのに、なぜ青汁は飲んでも大丈夫なのでしょうか。
じつは、ビタミンAには動物性由来の「レチノール」と植物性由来の「ベータカロテン」があります。
ウナギやレバーに多く含まれる、お腹の赤ちゃんの奇形の原因になる可能性があるといわれているのは、動物性由来の「レチノール」です。レチノールは体内に蓄積・吸収されやすいため、摂りすぎないように注意が必要です。
一方、青汁に含まれているのは植物性由来の「ベータカロテン」になります。ベータカロテンは、体内で必要な分のみビタミンAに変換されるので、多少摂りすぎても蓄積する心配はありません。
青汁に入っているビタミンAは、妊婦さんや赤ちゃんに影響しないので安心してくださいね。
むしろ、ビタミンAは不足すると免疫が低下してしまうので、厚生労働省も緑黄色野菜からベータカロテンを摂取するように呼びかけています。
その他のビタミン・ミネラルもバランスよく摂れる青汁は、じつは妊婦さんにこそおすすめなんです。
妊娠中の青汁選び4つの安心ポイント
妊娠中に青汁を飲んでも大丈夫ということはわかりましたが、いざ選ぶ時にどれにすればいいのか悩んでしまいますよね。
そこで妊婦さんが青汁を選ぶときに気を付けたい4つのポイントをまとめました。
この4つのポイントを参考にして青汁を選んでみてくださいね。
完全無添加
妊娠中は、なるべく添加物を避けたいもの。
青汁の中にも酸化防止剤・甘味料・香料などを使用している商品が数多くあります。
これらの添加物は、毒性試験などを受けて添加物指定されているので安全ではありますが、できれば天然の野菜だけで栄養補給してあげたいというのがお腹の赤ちゃんへの母心ではないでしょうか。
添加物なんて気にしないというお母さんはこだわる必要はありませんが、なるべく野菜そのものの栄養だけを摂れる青汁を選ぶとママも赤ちゃんも安心ですね。
国産原料100%
国産ならすべてが安全というわけではありませんが、外国産(特に中国産)の野菜はあまり信用しない方が良いと思います。日本では認可されない農薬が使われていたり、中毒症状の実例があったりするのは事実です。できれば国産の野菜で作られた青汁、もしくは外国産であっても『オーガニック』の表示があるものを選びましょう。野菜の詳しい原産地や製造方法などをHPで紹介しているメーカーもあるので、確認するとより安心です。
ノンカフェイン
妊娠中は、カフェインの摂りすぎにも気を付ける必要があります。青汁に含まれるカフェインは微量ですが、できればノンカフェインのものを選んだ方が安心です。特に抹茶や緑茶を原料にした青汁はカフェイン含有量も多いので注意しましょう。
カフェインについてはこちらのページで特集しています。
⇒ 青汁とカフェインの影響
栄養バランスが良い
栄養をしっかり摂れなければ、青汁を飲む意味がありませんよね。
特に妊娠中に不足しがちなカルシウム・鉄・葉酸をしっかり補える青汁を選びましょう。
気になる青汁のメーカーに含まれている栄養を問い合わせると教えてくれます。中には教えてくれないところもありますがそんなところは早々に候補から外してしまいましょう。
いちいち調べるのが面倒くさいという人のために当サイトで栄養比較をしていますので参考にしてみてくださいね。
⇒ 妊娠中に必要な栄養素が一番多い青汁は?
⇒ 青汁16社比較!国産・無添加・ノンカフェインの青汁はどれ?
青汁が妊婦さんにオススメな2つの理由
選び方さえ間違えなければ、青汁は妊婦さんにもピッタリの栄養補助になります。その理由は2つあります。
妊娠中に不足しやすい栄養をまるっと補える
妊娠中は赤ちゃんに優先して栄養が送られます。
そのため、お母さん自身の栄養が足りなくなってしまうことも。特にカルシウム・鉄・葉酸が不足しやすいため、ひどい貧血や高血圧、骨粗鬆症になってしまう方も少なくありません。
青汁には、妊婦さんに不足しだちな栄養素を含んでいるものもあります。カルシウム・鉄・葉酸の他にも、便秘に効果的な食物繊維、体内の余分な水分を排出するカリウム、カルシウムの働きを助けるマグネシウムなども一緒に摂ることができるんですよ。
野菜のビタミン・ミネラルが妊娠中の体調をサポート
青汁には上記の栄養素のほかにもビタミンやミネラルなどの栄養がギュッと詰まっています。特に明日葉・ケール・大麦若葉は青汁の原材料としてよく使われているのですでに知っているかもしれませんが、再度それぞれの野菜の栄養素にどんな働きがあるのかを見ていきましょう。
「今日芽を摘んでも、明日にはまた新しい芽が出る」ということから名付けられた明日葉は、とても強い生命力を持つ野菜です。
特徴的なのが、葉や茎を切ったときに出る液に含まれるカルコンという成分。カルコンはポリフェノールの一種で、体内の老廃物を排出する働きがあります。そのため、明日葉はむくみに効果的だといわれているんですね。
最近ではこのカルコンに内臓脂肪を減らす働きや、血液をサラサラにする働きがあることが分かってきました。妊娠中のむくみや便秘の改善、高血圧の予防、体重管理などに役立ってくれる野菜ですね。
妊娠中、積極的に摂りたい5つの栄養素は、生の明日葉100gあたりにこれだけ含まれています。
カルシウム...65mg
鉄...1mg
葉酸...100ug
カリウム...540mg
食物繊維...5.6g
ケールは食物繊維やビタミン、カルシウム、葉酸を特に多く含み、ルテインという抗酸化物質も含まれています。
ケールはキャベツやブロッコリーと同じアブラナ科の野菜ですが、これらの野菜には添加物や有害物質を体外に排出する働きがあります。妊娠中、赤ちゃんへ有害な物質が送られてしまうと奇形や発達異常などの原因になることも。添加物や有害物質は気を付けていても知らず知らずのうちに吸収してしまうので、排出を助けるケールは妊娠中に摂りたい野菜のひとつです。
生のケール100gあたりの栄養価はこちら。カルシウム・葉酸が特に多く含まれています。
カルシウム...220mg
鉄...0.8mg
葉酸...120ug
カリウム...420mg
食物繊維...3.7g
大麦の若い葉っぱのことを大麦若葉と呼びます。
古代から日本人の主食として親しまれた大麦ですが、その高い栄養価を示すエピソードがあります。
江戸から明治時代にかけて少しずつ白米が主流になり、それまでの主食である麦ごはんは食べられなくなってきました。それと同時に蔓延したのが脚気(カッケ)という病気です。
歴史の教科書でも目にしましたが、この脚気はビタミンB1が不足することで起こり、徳川将軍もこの病気で数人亡くなりました。白米だけを食べた結果ビタミンB1不足になってしまったのですが、むしろ大麦を食べていた頃はおかずがほとんどなくても栄養が摂れていたということに驚きます。
脚気が「江戸患い」や「江戸病」と呼ばれたのも、江戸を離れて地方へ行けば、まだ麦ごはんを主食にしていたために病気が治ったからなんです。
それほど重要なビタミンB1は、妊婦さんも積極的に摂りたい栄養素のひとつ。
ひどいつわりが続いてビタミンB1が欠乏するとウエルニッケ脳症(意識障害や神経障害)の発症につながることもあるため、食べるのが辛い時でも青汁のように喉を通りやすいもので栄養を補うように意識したいですね。
また、大麦若葉には鉄分も多く含まれているので、妊娠中の貧血予防にもおすすめですよ。
生の大麦若葉100gあたりの栄養価です。妊娠中に摂りたい栄養素がバランスよく含まれていますね。
カルシウム...29mg
鉄...4.2mg
葉酸...40ug
カリウム...320mg
食物繊維...4.1g
野菜vs青汁の原料で栄養比較
なんとなく青汁の原料は栄養が凄いというのはわかったと思います。では実際に他の野菜と比べてみるとどうでしょうか。
妊娠中に不足しがちな3つの栄養素(カルシウム・鉄・葉酸)とカリウム、食物繊維の5つの栄養素を生の野菜100gあたりに含まれる量を比べてみました。
カルシウム | 鉄 | 葉酸 | カリウム | 食物繊維 | |
---|---|---|---|---|---|
明日葉 | 65mg | 1mg | 100ug | 540mg |
5.6g |
ケール | 220mg |
0.8mg | 120ug |
420mg | 3.7g |
大麦若葉 | 29mg | 4.2mg |
40ug | 320mg | 4.1g |
キャベツ | 43mg | 0.3mg | 78ug | 200mg | 1.8g |
セロリ | 39mg |
0.2mg | 29ug | 410mg | 1.5g | レタス | 19mg |
0.3mg | 73ug | 200mg | 1.1g |
※100g中に含まれる栄養素量を掲載。参照元:食品成分データベース
他の野菜と比べてみると、明日葉・ケール・大麦若葉の栄養価の高さが分かりますね。
ただ、いくら栄養価が高くてもひとつの野菜だけでは栄養をすべて補えません。
例えば、大麦若葉には鉄分は豊富に含まれていますがカルシウムや葉酸の量が少し足りていません。そこを補うために、カルシウム・葉酸の豊富なケールや、カリウム・食物繊維の多い明日葉を併せて摂ると完璧ですね。
明日葉・ケール・大麦若葉の3つとも入っている青汁は少ないですが、妊婦さんにとてもオススメです。
まとめ
青汁は妊娠中でも飲むことはできますが、選び方がとても大切です。
妊婦さんが青汁を選ぶときは、
摂りたい栄養素がどれくらい含まれているか
添加物やカフェインが入っていないか
原料の原産地はどこか
この3点を必ずチェックするようにしましょう。
念のためアレルギーや持病がある人、おなかを下しやすい人はお医者さんに相談してみると安心です。
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